認知行動療法

認知行動療法

うつ病の症状改善や予防には、認知行動療法が良いと言われています。
認知行動療法とはどんなものでしょうか?

まず認知療法を開発したのは、アーロン・T・ベック教授(米)です。
彼はうつ病と診断された患者さんの話が合理的でないことに気付き、調査します。
ある状況を提示して、それをどのように考えるのかを作文させるのです。
その結果、彼らの思考内容や思考パターンが、非現実的で非合理的な考え方をしていることがわかり、こうした特有の思考をしているからうつ病になるのだと考えました。
したがって、その思考を改善することが、うつ病の改善と予防につながるとして、認知療法が始まったものです。
この認知療法から、行動主義理論の各種技法を取り入れて、認知行動療法がおこなわれているのです。

認知行動療法とはどんなことをするのか?

ストレスとはのイメージ
うつ病の人が考えるある状況に対する非適応的な思考は、自分以外のだれもが持っていると信じていることがあります。
まず、その特有な考え方に気付かないと、改善の機会が生まれません。
そうした気付きから始まって、その思考を改善するために、常に目に見えるような形で思考を整理し(モニタリングやファイブコラム法など)、その他の見方、考え方ができるようにカウンセリングを繰り返して行きます。
その成果を、実際の生活や社会の中で、思考改善のトレーニングしていくのです。
そして最終的には『なるほど。こう考えればいいのか』ということが、心の底からわかったという状況にまでカウンセリングは進められます。
その過程には、認知をどのように改善していくかという認知的アプローチと、生活習慣を整えたり体内の神経伝達物質を快にしたりするリラクゼーション法などの行動的アプローチの両面で進められます。

認知行動療法の効果

アメリカの最近の研究報告に、うつ病の治療に、薬物療法と認知行動療法の治療と比較したものがあります。
うつ病治療のために、薬物療法だけを実施したグループと、薬物療法だけを実施したグループと、薬物等は一切使用しないで認知行動療法だけを実施したグループの治療結果を比べたものです。
その結果、うつ病に対する治療効果は、薬物も認知行動療法もどちらも同じ七十数パーセントの改善率であったことが確かめられています。
薬を飲んでもなかなか良くならない方は、認知行動療法のような心理カウンセリングをお勧めします。
認知行動療法の適応は、今では不安障害や摂食障害などの神経症領域のほとんど、医者は『性格だから』と言ってさじを投げやすい境界性人格障害、アルコール依存などの依存症、DVやときに精神病圏まで、その適応が広がっています。

阪神カウンセリング・ラボでは

『考え方を合理的現実的にするトレーニング』
『アサーショントレーニング(自己表現)』
『感情コントロールのトレーニング』
『イメージトレーニング』

のプログラムを持っています。
(うつ病の認知療法の効果に関しては、お客様の声を参考にしてください。)